AstroArchをラズパイ5にインストールし,望遠鏡とCMOSカメラを制御して電子観望に入門したい(その3)

星をみています

相変わらず曇っています.

望遠鏡とCMOSカメラ

電子観望用の望遠鏡として
FMA180 pro
とCMOSカメラとしてZWOの
ASI585MCを購入してみました.

SE-GT102M2はどうしたのかという話ですが,入門者の私にはこの子でいろいろなものを追うのは経験値が足りませんでした.もうちょっと望遠鏡と仲良くなってから惑星を追おうと思います....世の中で言われているように入門者は電子観望を使って星雲や星団をみる方が良いのかもしれません.そういう意味で, これから入門するのであれば Skywatcher AZ-GTiマウントにFMA180 proを取り付けるのが良さそうですね. シュミットさんで紹介しているこんな感じ.早晩赤道儀が欲しくなる気もしますが,AZ-GTiであれば対応できますしね.私はSE-GT102M2で一通りの勉強をして,赤道儀欲は別の手段で解決しようと思います.)

望遠鏡とCMOSカメラを繋いでフォーカスが合うようにするには望遠鏡ごとのバックフォーカスに合わせて光路長に設定する必要があるということらしいです.ここら辺はスターベース東京さんのblogがとても勉強になりました.

FMA180 proのバックフォーカス55mmで, ASI585MCのフランジバックは17.5mmを繋ぐためにこの
M48-31.7mm 接続アダプタ
を購入しました. このアダプタの光路長が17.5mm用で35mmでASI585MCのノーズピースを使うと+2mmということで54.5mmでちょうどいい感じというみたいです.(この構成ででSE-GT102M2にも繋げられます.)

架台

さて,AstroArchにSkyExplorer SE-GT102M2 の架台に接続し(この架台の名称はなんでしょうか),FMA180 proに先ほどのM48-31.7mm 接続アダプタを繋いでCMOSカメラをセットします.
この架台ですがSynScanコントローラーがついていて, コントローラにもUSB端子があるのでそれをPCに繋いでみたのですが,どうもうまく接続ができず.仕方がないのでSynScan USBアダプタをつけて,そこからUSBでラズパイ接続しました.ドライバーはSkywatcher Alt-Azを選んでいます.
また,架台の電源として12Vの入力が専用のACアダプタがありますが,手持ちの秋月で買ったアダプタを流用しています.プラグ端子の長さが通常の9.5mmではなくて長い12mmのものなので,アダプタを追加で購入しました.これやらないと接触が悪く,パイロットランプもないので繋いでいるつもりで繋がっていないというトラブルが頻発したので.
USBはラズパイの電源が不足するのを怖がって,USB3とUSB2にそれぞれセルフパワーのUSBハブを接続し,モニターにはモバイルモニターを接続しています.
電源はポータブル電源を使用しました.
ガイド用と撮影用を想定して, USB3 ハブにCMOSカメラを接続.
USB2 ハブにキーボードとゲームパッドを接続.ゲームパッドはコントローラーが使えないので代わりです.
SkyWatcher USBアダプタは直接ラズパイ本体に接続.
USBハブとラズパイの電源はテーブルタップで分岐してAC電源側から供給.
ラズパイ5が尋常じゃない暑さなのでポータブル電源のUSB端子から電源をとってファンを繋いでいます.ラズパイから繋ぐと落ちそうなので.ポータブル電源のUSB type-C端子からはモバイルモニターの電源もとっています.
ここら辺バラけると設営に時間がかかるので,全部まとめてプロジェクター用の三脚の上に置くことにしました.3Dプリンタでちょっとした台を作っています.
モニターとラズパイとハブを固定する台をPETGで印刷している.設計は超適当.
架台は電源を入れた際(ACアダプタを繋いだ時点)の状態を水平, 北向きのホームポジションと認識して,本体に記録しているみたいです.架台がそちらを向いていない時には,一度電源をいれてからKstars上で水平,北向きに向けたのち,アダプタを抜き差しすると本体の認識と実際の状態が一致するようです.
出費がかさんでいって,まだまだ謎でいっぱいで,沼に沈みつつあります....

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