天体観測をする上で,パソコンから望遠鏡を動かしてCMOSカメラで取得した画像を処理するのがスタンダードらしいということで 手持ちのmacOSでも使えるKstars, INDI, PHD2で環境を構築しようとしたのですが,どうも機器の認識がうまくいったりいかなかったりして, 私の能力では対応しきれず, macから制御することは諦めました.
その代わりRaspberry Piを使って望遠鏡とCMOSカメラを制御して, そこにWifiでアクセスすることで,ベランダの外にある望遠鏡から画像を取得しようという考えに至りました.
今回この実現のためにRaspberry Pi用の天文ディストリビューション,
AstroArch
https://github.com/devDucks/astroarch
を試してみることにしました.
軽量でKstars, INDI, PHD2をArchlinux上で動くように調整してくださっています.
書き込むストレージはエンクロージャーにいれてUSBで繋いだSSDを間違えないように気をつけて選択しました.
環境としてはアドホックでwifiを繋ぐとブラウザからnoVNCをつかってログインできたり, RealVNCのVNC viewerをつかってログインすることもできます.
なお,キーボードとして日本語キーボードを使う場合は
localectl set-keymap jp106
と入力してキーマップを切り替えておきます. (2024.9.10 追記)
まずはアップデートをかけるため, 初めはモニターに繋いでローカルでログインします.
インターネットに繋ぐ際は,右下のWifi設定から”astroarch-hotspot”をオフにして自宅などのWifi環境に接続するか, 有線LANを繋ぐなどすれば良さそうです.
ブラウザでインターネットに繋がることが確認できたらコマンドラインから
update-astroarch
と入力してアップデートしておきます.
このアップデートの時に”too slow”とかでてアップデートが止まったので,ミラーサイトを追加したところとりあえず解決できました.
手順は
/etc/pacman.d/mirrorlist
をkwriteなどのエディタで開いて
### Japan ## Tokyo # server = http://jp.mirror.archlinuxuxarm.org/ほにゃらら
と記載のある最後の行のコメントをとって保存しています.
つづきは次回
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