Prusa MK4のMK4S化キットを発売されてすぐに買っていたのですが,なんだかんだと忙しさにかまけてほったらかしていました.春がきたからか少しやる気が起きたので組み込んでみました.

変更点は
- Y軸のベルトテンショナーのプラスチック部品の変更
- LCDの固定用パーツの変更
- 360°冷却システム
- エクストルーダの部材変更(mmu3はすでに適用済)
- 高速出力用ノズルへの変更(でもmmu3ユーザーは従来ノズル推奨なので今回は変更なし)
- シリコンソケット追加
- Wifiの変更とNFCの追加
です.
Y軸まわり
Y軸のベルトテンショナーはPCブレンド・カーボン・ファイバー(PCCF)で形成されていて,高温条件での印刷の信頼性を上げているようです.

LCD周り
LCDのパーツ変更は従来の印刷パーツから射出整形部品に変わっているのと, 背面にカバーがつきました.Prusaは基本部品も3Dプリンタで作るところがアイデンティティかなと思っていたのですが,最近は要所要所で射出成形部品を使ってきますね.
ただ,ここはT8のタッピングネジでケースを後ろから止めるので,非常に作業しにくいです.ねじ山は舐めやすいし,手持ちのドライバが垂直に入るほど小さくなかったものありますが,先にある程度ねじ山切っておいた方がいいんじゃないかなと思いました.(1本完全に舐めてしまってネジザウルス様で外して,予備品で締め直しました.)

360℃冷却システム
360℃冷却システムはぐるっと周りを囲んで冷却するような部材が追加になっています.ここら辺の部品もPCCFですかね.オーバーハングの性能があがって,ハイフローノズルとの組み合わせで高速印刷が可能とか.

ハイフローノズル
ハイフローノズルもついてきましたが,とりあえずMMU3と両立させるには条件だしが必要そうなので,スキップしました.
シリコンソケット
MK4Sからはシリコンソケットがついてきて,メニューにもソケットの有無を選択するようになっています.冷却性能を上げた分エクストルーダーが冷えないようにつけるという思想なのだと思います.MK4にした時からつけた方がよいなぁ(個人の感想)と思っていたのでとりあえずつけてみました.
Wifi関連
WifiとNFC周りは下の図のようなかんじで,新しいボードに変更になっています.私は有線接続をしていて,Wifi使っていなのですがアプリからお手軽に設定するためのものとか.NFCアンテナ用コネクタの取り付けが大変でした.新しくなったこのボードにはオプション用のコネクタが付いているのでここは使えそうです.


おわり
とりあえずご利益あるのは360°で,少々本気で冷却している時の音がうるさくなった気もしますが,印刷結果は良好です.
これでいつCORE Oneのキットが届いても大丈夫ですね. 今日はこのくらいで,
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