まえおき
家には,Prusa MK3S+にMMU3を追加して,イケアラックにいれた初代PrusaくんとMK4にMMU3をくっつけた2台目Prusaくんがいます.
最近はもっぱらMK4&MMU3を使っていて,初代Prusaくんも売りに出そうかと思っていたのですが,More than 5 filamentsを試そうと思い, 改造することにしました.
色々とファームウエアをいじるものもありますが,ほとんどソフトいじらず,12 フィラメント対応できるプロジェクトを見つけたので試してみることにしました.
Gitのページはこちら.以下では実際の手順をメモっておきます.
部品調達
必要な部材はAliExpressとAmazonで調達することにします.
必要な部品はプロジェクトのページに詳しく書いてあり,イタリックになっているものが追加の購入が必要なものです.
- ドライブギア
12mm x 12mm x 5mm (40T) のドライブギアが必要です.
Amazonで購入できますが,2個921円なので7個買うとそこそこのお値段になります.Aliexpressで10個以上で300円/個というお店もありますのでお好みで.ただ,ボアが5mmのものを選ぶように気をつけてください.(私はAliexpressで買ったのですが,はじめ8mmのやつを買ってしまいました)
2) 5mm x 100mm リニアシャフト 1ぽん
アイドラー用の部品.Aliexpressで買いました.
3) 4x13x4mm u-shaped bearing
Amazonでこちらを購入12個 899円でお安い.
4) 608RS ベアリング 1個
家に在庫がある気もしたけどとりあえず持っていて困るものでもないのでアマゾンから購入(こちら8個入り).
5)m10 か m6 PTFE クイックフィットコネクタ
これは以前Amazonでかって余っていたm6のものを流用.
6)5mm真鍮チューブ
これが最大の難関かも.もともとMMUについている真鍮製のスリーブは外径が6mm,厚みが0.4mmで,内径が5.2mm弱.なので5mmのシャフトにはまる.市販で外径6mmのものを買っても厚さは0.5が標準なので,5mmのシャフトがはまらない. 今回は仕方なく,もともと25mm幅だったスリーブをノコギリで切断して20mmにしました.失敗しても$1.11で買えばよしということで....
7) PDボードの端子付け替え
これも地味にめんどくさい.元からついている端子は横差しなのですが,縦差しに変更.ただ曲げるだけだと高さが合わないので一度端子を外して,あたらしく4ピンと5ピンの端子を付け替えました.なかなかこの端子を取り去るのが大変なので,パタン飛ばさないように気をつけましょう.失敗しても$13.9で買えます.
8)プリントパーツ
ここはPrusa2号機で印刷.プロジェクトおすすめはPLAということでしたが, Prusa MK4のStructual input- shaping. 0.2mm layer, Infill 20%のPETGで印刷してみました.
Lowerのパーツは100%でするのがおすすめということで印刷してみましたが,寸法がずれてしまいました.これは後で再度作り直しますが,とりあえず動いていているのでよしとします..
組み立て
組み立ては説明書がないので,なんとなく完成写真ともともとのPrusaのMMU3のマニュアルを参考にして作ります.
組み立て時の気づき: Pulleyの組み立ては,ギアを7個並べるのですが,このAliexpressで買ったギアは芋ネジの場所が中心寄りでちょっと使いづらいです.Amazonで買った方がよいかも.
完成
というわけで,組み立てた結果.
IKEAラックのTOPに MMUユニットを置こうと思いますが,ケーブル伸ばさないといけないのでまずはこれで.
接続し直したら,ファイームウエアアップデート.ファームウエアは,MK3S+との組み合わせの場合,MMU3のファームウエアと本体のファームウエアをそれぞれ更新しないといけません.MMU3のファームウエアはリンク先からこれをダウンロードする良いでしょう.MK4の場合は多分本体のファームはインストール不要なんだと思います.
とりあえずSlot7とSlot1で2色印刷しました.めんどくさいだけで,思ったより簡単です.
次は12フィラメントを置く工夫をしたいと思います.
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